2014年11月19日水曜日

MONOKAKIシリーズに加わった新サイズ -A6サイズ-

満寿屋の作るノート、MONOKAKI(モノカキ)。
このブログのタイトルにもなっていますが、これまで6種類だったラインナップに新たに4つのアイテムが加わりました。


N7 (A6サイズ、8mm罫線)
N8 (A6サイズ、罫線無し)
N11 (ポケットサイズ、7mm方眼)
N12 (ポケットサイズ、罫線無し)

これまでの最小サイズB6よりも、より携帯性を重視したコンパクトなモデルとなっております。
今回は、それぞれについて少し詳しくご紹介致します。

A6サイズの2種類については、基本的に従来のモデルの仕様をそのまま継承しております。

杉原商店の越前和紙・羽二重紙を表紙に用い、印刷されている飾り罫は切り絵作家・高木亮氏によるものです。


じっくり見なければあまり違いに気付かないかも知れませんが、罫線有りのN7と罫線無しのN8では、そのデザインが異なっております。また和紙についても色違いの紙を使用しています。

表紙をめくるとかなり厚手のしっかりとした見返しがあります。(罫線有りはダークブルー、罫線無しはワインレッド) どうしてここまで厚手の見返しにしているかと申しますと、ノートカバーに入れてお使いになることにも対応出来るようにするためです。(A6サイズはいわゆる文庫本のサイズに近いので、文庫本カバーに入れることも出来ると思います)

ノートカバーに表紙を挟みますと、カバー内側の厚みによって筆記面に段差が生じ、書きづらくなってしまいます。 その段差を軽減すべく、MONOKAKIでは厚手の見返しを採用しているのです。(見返しとは本来、表紙と本文の接着を補強するために存在するものです)

本文の紙は原稿用紙にも使用している、満寿屋オリジナルのクリーム紙です。
書くスペシャリストである作家さん達にアドバイスを頂きながら、『書く』ために生まれた紙です。

ページ数は160ページ。糸かがり製本をしてあります。
16ページ(8枚)で1束とし、それを10束糸でかがっています。1束の枚数を減らすことで、ページの開きやすさに偏りが出来ず、どのページも開きやすくする効果があります。


MONOKAKIの場合には、先にご紹介した和紙の表紙と厚手の見返しにしっかりと挟まれる形になるため、お使い始めは開きやすさがあまり発揮されず、もしかすると「開きにくい」という印象をお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。これはお使い頂くうちに、馴染んできて解消されてくると考えております。

さて罫線有りのタイプですが、従来モデルでは太めの9mm罫線を採用してきました。このA6サイズでは面積が小さくなる分、9mmですとだいぶ太い印象があり、8mm罫線とさせて頂きました。
8mmでも太めの部類に入ると思いますので、ゆったりと書いて頂けるのではないでしょうか。


全体的にコンパクトになって、『かわいい』というイメージも少し出たA6サイズのMONOKAKIです。

次回、ポケットサイズについてご紹介します。

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